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マグナのEV戦略を「Structure Guy」はどうみるか?

16歳だった2002年にツールメーカーとしてマグナに入社しました。複雑なモノづくりが大好きな若者として、夢のような仕事でした。入社後1週間で、この会社に居れば、自身の成長の可能性が沢山あることに気が付きました。

夜間授業を受講し工学を勉強、ルノー、浙江吉利控股集団の Lynk & Co.ブランドなどの自動車メーカーサポートのため、中国、スウェーデン、フランスへ現地派遣される機会を頂きました。現在、オーストリアのヴァイカースドルフにあるR&D/先進エンジニアリング拠点で、EV戦略の中核を担うバッテリーエンクロージャ担当のグローバル チーフエンジニアとして働いています。

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Gregor Klement standing behind a battery enclosure.

GMCハマーEV2022年モデル、フォード F150ピックアップトラック2022年モデルなどすでに販売中のスマート且つ革新的な新モデルの製品化に貢献しています。技術オタクと呼ばれ、物事の構造化が得意な人間(Sturcture Guy)である私は、成長著しいEV世界市場で活躍する自動車メーカーに高品質で複雑を極めるコンポーネントをお届けするというチャレンジングな仕事がとても大好きです。

バッテリーエンクロージャの生産は、マグナが10年以上も取り組んできたことです。最初は、ハイブリッド車の鋳造ケースから始まりました。この市場での知識・知見を持つということは、マグナにとって重要なチャンスとなります。

バッテリーを搭載する電気自動車は、バッテリー搭載可能な構造・設計になっていなければなりません。そういった構造・設計とは、従来の金属製フレームだけでは語れません。バッテリーエンクロージャは、車両フレームの構造性や安全面に貢献し、EVバッテリーを水やダメージから守ります。

消費者が、マグナが生産するバッテリーエンクロージャ(スチール製、アルミ製、コンポジット製)を目にすることはありませんが、電動車のコンポーネントの中で大きな部品のひとつです。このようなコンポーネントの組立は、技術的にとても難しく、漏れがない様、接着剤で接着・密閉された部品部分のレーザー溶接や標準溶接の組み合わせが必要になります。また、バッテリーエンクロージャは個々に特異で、全車両モデルに合う設計はあり得ないため、各車両モデルごとにカスタマイズされたものです。

世界に点在するマグナのエンジニアや研究者は、価格、重量、構造的によい良い製品を実現するため、一丸となってバッテリーエンクロージャに完全に努めています。目標を達成するため、マグナの幅広い知識・知見とリソースを利用したシステムアプローチが私たちのアプローチです。米国とオーストリア領拠点のR&Dプロジェクトチーム(ボデーエクステリア&ストラクチャ( “Body Exteriors & Structures.” )、略して、「BESt Battery Tray」)一つになって、日々開発努力をしています。

マグナの「Structure Guy」として、これは、夢の任務とも言えるでしょう。

Jim Quesenberry

Gregor Klement

バッテリーエンクロージャは、車両フレームの構造面や安全面に貢献し、高電圧バッテリーをダメージや水から守る役割をします。マグナは、スチール製、アルミ製、軽量コンポジット製などの複合材料を使用したバッテリーエンクロージャを開発・生産し、各自動車メーカーの要件に応えています。

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