Magna持続可能性へのコミットメントアワード受賞：全員をエンゲージさせる
ポーランドのポズナンにあるMagnaのシーティング工場は、サステナビリティへの意識を従業員 275 名全員だけでなく、家族や子供たちまでひろげ、全員参加型で取り組んでいます。その効果は大きく、工場のコスト削減とエネルギー節約だけでなく、地球保護の必要性について地域社会全体の意識も高めています。
2022年度の持続可能性へのコミットメントアワードの受賞者評定は、人事部門によって、7月のとある月曜日、生産開始前の午前4時の「宝発見」活動から始まりました。3名のチームがエネルギー監査を行い、週末にどれだけの機械がつけっぱなしになっていたかをチェックしました。
同部門の環境・健康・安全担当シニアスペシャリスト、シモン・スタンキェヴィッツさんは「シャットダウンの手順はあったが、明らかに遵守されていなかった」と語りました。「150 台の機械が稼働していたことがわかりました。私たちは、この結果について直ちに対応しなければと覚悟しました。」
監査の結果、業務時間外やダウンタイム中に電気機器のプラグを抜いていなかったため、工場は約10万キロワット時を無駄にしていたことが判明しました。
「私たちは映画プロデューサーのようになり、各ステップを慎重に計画しました。」
アイデアを求める
「最大の課題は、生産を停止せずに、従業員へメッセージを伝える方法を見つけることでした」と同部門の人事マネージャー、ジョアンナ・ラングナー・ソブチャクさんは語りました。「我がチームはブレインストーミングを行い、映画プロデューサーのように各ステップを慎重に計画しました。アイディアは、社長から最前線の従業員に至るまで、できるだけ多くの人を持続可能性への取り組みに参加させることでした。」
チームは、省エネを促すポスターやステッカーを貼るだけでは十分ではないことに気づきました。ポスター等は人に読まれない可能性もあります。目標は、概念などをレクチャーするのを避け、Magnaの基本的価値観である「協力的であること」に集中することです。全員からアイデアや意見を求めました。
部門の 18 人のシフト リーダーからサポートを得ることが重要でした。シフトリーダーたちは、2022年10月の省エネ週の企画と立ち上げに参加し、各シフトで、毎日15分間のミーティングを行ってもらいました。その間、従業員はエネルギー浪費の原因や削減策について話し合いました。
キャンペーンのスローガン「What You Do Matters（あなたの行動が重要）」は、従業員の家族も動員させ、エネルギー削減の方法に関する資料を持ち帰ってもらい、持続可能性に関するポスター・コンテストに参加した40人の子どもたちには特別なコンテストと賞品を提供しました。
入賞者には、スローガンと省エネのヒントが書かれた水筒が贈られ、学校に持っていってクラスメートに見せるよう奨励されました。工場にはポスターが展示されており、その中にはラングナー・ソブチャクさんの10歳の息子フラネック君のものも含まれています。彼の絵には、電気自動車のハンドルを握る有名なポーランドのサッカースターが描かれています。
「全員を動員することで、自分だけの物語ではなく、皆の物語になる」とスタンキエヴィッツさんは語りました。「それが日々の取り組みとなると、より効果的になります。」
コラボレーション = 結果
省エネ週の後、エネルギー削減に関するアイデアの数は 300% 増加しました。節約も続いています。チームによれば、2023年2月に実施された再監査では「大幅な改善」が見られたと言います。エネルギー消費量が 55% 減少しました。これをさらに削減し、生産時発生する温室効果ガスの量を完全に相殺する Net-Zero を達成するための計画を策定する取り組みが進行中です。
「これは私だけの問題ではありません」と彼は説明しました。「私たちが愛し、大事にする人々に関連するものです。私たちみんなの未来に関わることなのです。」
Rafał Kubiak, General Manager Poznań
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