Zero Gravity Lounger

パターンメーカーが語る未来のシート

私にとって幸せな場所は、Magna のシーティング イノベーション トリム スタジオです。ここで私はパターン開発に携わり、持続可能なシートから ZG Lounger™ に至るまで、あらゆるもののコラボレーションを行っています。日々の仕事では未来のシートの開発に取り組み、休みにはストリートロッドやボートのシートや内装の縫製で時間を過ごしています。私のような人間にとって、このスタジオは完璧な場所です。

主な仕事は、ZG Lounger™ などの新製品に関する、Magna のイノベーションチームとのコラボレーションです。ZG Lounger™は、NASA の無重力コンセプトの宇宙浮遊体験のような使用感を提供します。自動車業界では、フリーアレンジ可能なシートオプションと座席の快適性向上がユーザーから求められ、無重力シートへの注目が集まっています。このシートは、背骨が自然な位置に来るように体の姿勢をとる無重力空間からインスピレーションを得ています。その結果、車室内で体を伸ばして休んだり、リラックスしたり、元気を取り戻したりすることが自由にできるようになります。

Magnaのエレクトロニクスグループは、私が働いているミシガン州ノバイのオフィスの向かいにスタジオがあります。エレクトロニクスグループではソフトウェアとシートの配線に関する作業を行っています。シートには、プログラム可能なソフトウェアとシート機能を駆動するモーターを備えた Magna SmartBridge™ セントラル シート ECU が組み込まれており、乗員は快適性を細かく調整しながら、ドライブ モードから読書モード、睡眠モードまでスムーズに移動できます。この機能は、クッションチルトとレッグレスト機構によって実現されています。シートカバーのパターンは、シートの可動範囲が広いため、特にユニークです。背もたれは極端にリクライニングでき、独自のクッションチルトとレッグレストが伸縮します。私たちのチームは、シートの機能性と快適性をサポートする業界最高クラスの職人技でシートをトリミングする創造的なソリューションを開発しました。

Close up of ZG Lounger
Person reclining sitting on ZG Lounger

ZG Lounger™ のような Magna のイノベーション製品を開発する場合、コラボレーションが鍵となります。このコンセプトの実現には複数の部門が協力しました。私にとって、Magna 製品でのコラボレーションは野球チームに所属するようなもので、勝利を得るには全員がパフォーマンスを発揮しなければなりません。

母方の祖母がデトロイトのデパートでお直しの仕事をしていましたし、私が10 歳の頃、祖母が自宅で服を縫っているのをそばでよく見ていました。その自分が結局トリム業界に携わり、自動車用シートに 35 年以上携わることになるとは想像すらしていませんでした。今でも祖母が使っていた 1950 年代中頃のシンガーミシンを持っています。トリム スタジオや自宅でミシンを使うときはいつも祖母のことを思い出します。

10 代後半には、私はモデルカーを一から作ることに情熱を燃やしました。私にとっては、リラックスして、創造力を広げるための最高の方法でした。そしてこの趣味を通して、完璧さへの欲求が植え付けられ、細部への配慮が求められる現在の仕事に繋がっていると思っています。Magnaの優秀なチームと協力しながら、昔ながらの技術も駆使して、未来のシートを創り出していると思っています。

Head shot of Dave Berry

Dave Berry

ZG Lounger™ のような Magna のイノベーション製品を開発する場合、コラボレーションが鍵となります。宇宙の無重力状態からインスピレーションを得て、当社のシートチームとエレクトロニクスチームが協力し、車室内に比類のない快適性と柔軟性を提供する画期的なシートソリューションを生み出しました。

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